東海東京証券は、東京証券と東海丸万証券が合併して誕生した準大手の証券会社です。
中部を地盤にしている証券会社らしく、中部地盤をしている案件のIPOで主幹事案件を獲得することがあります。
東海東京証券のIPOで当選するポイント
東海東京証券は、中部を地盤としている準大手の証券会社です。
主幹事案件は多くありませんが、地方企業のIPO案件を年に数件獲得しています。
① 東海東京証券は、地方企業の主幹事案件を獲得することがある
② ネット顧客には10%程度のIPO株配分
③ 当選後のキャンセルにペナルティはなし
④ ネット顧客には、複数単元の当選はない
⑤ NISAからIPO(新規上場)に申し込むことができる
東海東京証券のIPO抽選ルール
東海東京証券では、2つの取引コースが用意されています。
・総合サービス…店舗を中心とした取引
・ダイレクトサービス…ネットとコールで取引
東海東京証券のIPOは、以下の通りの配分比率となっています。
IPO株の90%を”対面で取引している顧客”に配分するルールです。
そのため、ネット顧客は”残りの10%”を取り合わないといけません。
ネット顧客を軽視して、対面顧客を重視しています。
・総合サービス…配分の90%
・ダイレクトサービス…配分の10%
東海東京証券の引受株が2,000株未満の場合、「個人優遇ステージ」が適用されます。
「個人優遇ステージ」では、預り資産と総手数料を計算します。
下の図の通り、上にいけばいくほど当選確率が高くなっています。
総合サービスによる抽選方式
総合サービスによる抽選方式は、配分されるIPO株の90%を占めています。
営業店による裁量配分になっています。
裁量配分でIPO株をもらうには、支店長や担当者に気に入られる必要があります。
普段から営業店で取引しないと、なかなか配分してもらえないかもしれません。
ダイレクトサービスによる抽選方式
ダイレクトサービスによる抽選株は、配分されるIPO株の10%を占めています。
無作為のシステム抽選となっているので、完全な抽選となっています。
ネット顧客のできることは少ないので、IPOに申込んだら後は祈るだけです。
入金タイミング
東海東京証券では、需要申告(ブックビルディング)時に資金が必要です。
そのため、口座に入金しておかないとIPOに申し込むことができません。
(需要申告⇒抽選⇒購入申込)
資金拘束
東海東京証券では、需要申告(ブックビルディング)時に買付資金が必要です。
需要申告時から資金が拘束されるので、注意してください。
申告した買付資金は、「当選」か「落選」か判明するまで、口座から差し引かれることになります。
(需要申告⇒抽選⇒購入申込)
IPO申し込み辞退のペナルティ
東海東京証券では、IPOに当選してからキャンセルしてもOKです。
ペナルティもないので、今後の当選に影響しません。
複数株の当選
東海東京証券では、複数株の当選は以下の通りです。
・総合サービス…複数株の配分”アリ”
・ダイレクトサービス…複数株の配分”ナシ”
東海東京証券では、”ダイレクトコースの顧客”に対して複数株の当選はありません。
複数株の配分がある人は、店舗で取引している顧客だけです。
そのため、ネットで取引している人は”100株申し込めば、それでOK”です。
※申し込んだすべての人に100株行き渡れば、200株当選する可能性はあります。
東海東京証券のIPO攻略方法
特に記載する事項はありません。
東海東京証券の注意事項
特に記載する事項はありません。
NISA
東海東京証券では、NISA口座からIPOの申し込みができます。
未成年口座
東海東京証券は、未成年口座からIPOの申し込みができません。
ジュニアNISA
東海東京証券は、ジュニアNISA口座からIPOの申し込みができません。
東海東京証券の2017年のIPO主幹事実績
東海東京証券は、毎年数件の主幹事をつとめています。
企業名 | 初値で売却した損益 |
テンポイノベーション (2017/10/25) |
+290,000円 |
SYS HD (2017/06/30) |
+297,000円 |
安江工務店 (2017/02/10) |
+5,000円 |
東海東京証券の2017年のIPO幹事実績
東海東京証券は、幹事をつとめる件数は少ないです。
企業名 | 初値で売却した損益 |
ABホテル (2017/12/25) |
+156,000円 |
プレミアグループ (2017/12/21) |
-10,000円 |
マネーフォワード (2017/09/29) |
+145,000円 |
Game With (2017/06/30) |
+257,000円 |
スシローグローバルHD (2017/03/30) |
-17,000円 |
ティーケーピー (2017/03/27) |
+450,000円 |
ソレイジア・ファーマ (2017/03/24) |
+4,900円 |
ジャパンエレベーターサービス (2017/03/17) |
+34,000円 |
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・東海東京証券は、毎年安定して数件の主幹事案件を獲得する
・中部の地方企業の主幹事案件を獲得することが多い
・キャンセルしてもペナルティはなし
東海東京証券は、2000年10月に日興証券系列の東京証券と東海銀行グループの東海丸万証券が合併して誕生した証券会社です。
地方の中小企業のIPO案件を獲得することが多いようです。
中小規模のIPO案件に強いので、初値パフォーマンスが期待できるものが多いです。
IPOでおすすめの証券会社
IPOでおすすめの証券会社を一覧にしました。
関連資料
東海東京証券:『公式HP』
東海東京証券:『決算説明資料』
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