2018年度に”得した”or”損した”IPO銘柄をピックアップしました。
最近は「IPOは儲かる!」ことを認識した投資家が増えてきましたね。
しかし、IPOへの投資はリスクとリターンがあることをキチンと認識するようにしましょう。
2018年IPOのベストパフォーマンスは、こちらの3銘柄です。
1位. HEROZ(4382)
利益額 445万円(+988.89%)
2位. アジャイル(6573)
利益額 124万7千円(+415.67%)
3位. RPAホールディングス(6572)
利益額 107万1千円(+300.0%)
2018年IPOのワーストパフォーマンスは、こちらの3銘柄です。
1位. 自律制御システム(6232)
損失額 -57,600円(-16.8%)
2位. ポート(7047)
損失額 -55,000円(-37.2%)
3位. Delta-Fly Pharma(4598)
損失額 -38,500円(-8.1%)
2018年のベストパフォーマンスIPO
2018年度のベストパフォーマンスを記録したIPO案件は、HEROZ(4382)でした。
下の表のとおり、45万円の投資で445万円儲かったことになります。
上場データはこちらです。
・企業名…HEROZ(4382)
・上場日…2018年04月20日(金)
・吸収金額…7.2億円(想定価格)
・初値…49,000円(+988.9%)
・公募価格…4,500円
・主幹事…SMBC日興証券
HEROZ(4382)は、人口知能を活用したAIサービスを提供している企業です。
吸収金額10億円未満だったことと、事業内容がIPO向きだったこともあり初値が急騰しました。
上場後の株価は大きく下落していますね。
(HEROZの株価チャート)
※期間は2018年4月~2018年12月
HEROZ(4382)は、上場後の初値で大きく上昇しました。
しかし、上場後に株価は急落していますね。
2018年のワーストパフォーマンスIPO
2018年度のワーストパフォーマンスを記録したIPO案件は、自律制御システム(6232)でした。
下の表のとおり、34万円の投資で5万7,000円損したことになります。
・企業名…自律制御システム研究所(6232)
・上場日…2018年12月21日(金)
・吸収金額…100億円(想定価格)
・初値…2,830円(-16.8%)
・公募価格…3,400円
・主幹事…みずほ証券
自律制御システム研究所(6232)は、無人ドローンの開発やサービスの提供をしている企業です。
テーマはIPO向きでしたが、相場の地合いが悪かったこともあり初値は公募価格を割れました。
吸収金額が100億円近いIPO案件の初値は注意したほうが良さそうですね。
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・初値の大きく上昇したIPO銘柄は、初値で売った方が良い
・吸収金額が100億円近い案件の初値は要注意
・IPOは、リターンに比べてリスクが低い
2018年のIPOのベスト・ワーストパフォーマンスはこちらです。
・HEROZ(4382)
…+445万円(+988.9%)
・自律制御システム研究所(6232)
…-5万7千円(-16.8%)
2018年は、前半と後半で大きくIPOパフォーマンスが変わっていました。
前半は大きく上昇する案件が多かったですが、後半は地合いが悪かったこともありイマイチでしたね。
ただ2018年も、IPOは”リターンに比べてリスクが低い”投資法だったことは変わりませんでした。
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特になし
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