2016年度に”得した”or”損した”IPO銘柄をピックアップしました。
最近は「IPOは儲かる!」ことを認識した投資家が増えてきましたね。
しかし、IPOへの投資はリスクとリターンがあることをキチンと認識するようにしましょう。
2017年IPOのベストパフォーマンスは、こちらの3銘柄です。
1位. トレードワークス(3997)
利益額 114万円(+518.18%)
2位. ヴィスコ・テクノロジーズ(6698)
利益額 100万8千円(+204.88%)
3位. ユーザーローカル(3984)
利益額 95万6千円(+325.17%)
2017年IPOのワーストパフォーマンスは、こちらの3銘柄です。
1位. 西本 Wismettac HD(9260)
損失額 2万8,500円(-6.0%)
2位. スシローグローバルHD(3563)
損失額 1万7,000円(-4.72%)
3位. LIXIL ビバ(3564)
損失額 1万300円(-5.02%)
2017年のベストパフォーマンスIPO
2017年度のベストパフォーマンスを記録したIPO案件は、トレードワークス(3997)でした。
下の表のとおり、22万円の投資で136万円儲かったことになります。
上場データはこちらです。
・企業名…トレードワークス(3997)
・上場日…2017年11月29日(水)
・吸収金額…4.83億円(想定価格)
・初値…13,600円(+518.2%)
・公募価格…2,200円
・主幹事…岡三証券
トレードワークス(3997)は、証券システムやFXシステムの開発などを展開しています。
吸収金額5億円未満だったことが好感されて、初値が大きく上昇しました。
しかし、上場後の株価は大きく下落していますね。
(トレードワークスの株価チャート)
※期間は2017年11月~2018年12月
トレードワークス(3997)は、上場後の初値で大きく上昇しました。
しかし、上場後に株価は急落していますね。
2017年のワーストパフォーマンスIPO
2017年度のワーストパフォーマンスを記録したIPO案件は、西本Wismettac(9260)でした。
下の表のとおり、47万5千円の投資で2万8,500円儲かったことになります。
上場データはこちらです。
・企業名…西本Wismettac(9260)
・上場日…2017年09月29日(金)
・吸収金額…223億円(想定価格)
・初値…4,465円(-6.0%)
・公募価格…4,750円
・主幹事…野村證券
西本Wismettac(9260)は、海外で日本食やアジア食品の卸売販売をおこなっている企業です。
吸収金額が202億円と大きく、事業内容もIPO向きではなかったためパフォーマンスが悪かったようですね。
(西本Wismettacの株価チャート)
※期間は2017年9月~2018年12月
西本Wismettacの上場後の初値は公募価格を割り込みました。
しかし、その後株価は急上昇しています。
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・初値の大きく上昇したIPO銘柄は、初値で売った方が良い
・初値が割れても内容が良ければ、その後株価が上昇する
・IPOは、リターンに比べてリスクが低い
2017年のIPOのベスト・ワーストパフォーマンスはこちらです。
・トレードワークス(3997)
…+114万円(+518.18%)
・西本 Wismettac HD(9260)
…-2万8,500円(-6.0%)
2017年は、全体的にIPOパフォーマンスの良い年でした。
初値パフォーマンスの良いIPO銘柄は、初値で売却した方が良さそうですね。
IPOに投資する際は、『IPOでも損することはある!』という認識をもつ必要があります。
ただIPOは、リターンに比べてリスクが低い投資法ですね。
積極的に申し込むようにしましょう。
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